本の購入・定期購読のお申込み
twitter
facebook

旅行読売出版社トップ › トピックス › 旅する喫茶店 Vol.12

トピックス

旅する喫茶店 Vol.12

高い天井の店内。入り口近くに車が置かれている

運河のほとりの
石蔵にクラシックカー

プレスカフェ
(北海道・小樽市)
            

北の大地の秋の夕暮れは早い。小樽運河のガス灯に明かりが灯る頃、ポツリポツリと雨が落ちてきた。冷たい雨風を避けるため、近くにある石造りの倉庫を活用したプレスカフェへ向かった。1895年に建造された旧渋澤倉庫の前には、クラシックカーが2台置かれていた。店内にも1台あり、書棚には車の雑誌や書籍が並ぶ。

車は売りもので、MGやMINIなど1970年代のイギリス車だ。「もとは車の販売が中心で、喫茶はおまけのような感じでした」と店主の稲葉圭計(よしかず)さん。札幌から小樽へ移転した13年前、信頼ある生産者の豆を使ったスペシャルティコーヒーを楽しめる喫茶店として再スタートした。             

この店のもう一つの特徴は、インドカリーやスパゲティなどの食事。北インド風チキンカリー(1080円)は、13種のスパイスと3種のハーブを使って7時間煮込んでいるという。色鮮やかなニンジンやブロッコリーなどが添えられ、食欲をそそる。コーヒーはモカ、マンデリン、イタリアン(各480円)のほか、苦味や香りの異なる3種のブレンドもある。             

すっかり夜の帳(とばり)の下りた店外に出た。車のボンネットの上で雨粒がカフェの明かりに照らされ光っている。周りに誰もいないのを確認して、俳優気取りでポーズをとってみた。

   

文・写真/中野秀俊

                
店先に2台の車が並ぶ
                
北インド風チキンカリー。平日11時30分から15時は、飲み物とサラダが付いたお得なセット(990円)がある
              
プレスカフェ
北海道小樽市色内3-3-21
TEL.0134・24・8028
営業:11時30分〜22時/木曜休
交通:函館線小樽駅から徒歩15分
このページのトップへ